コロナ禍のなか、
本日、日経夕刊に「日本人のマスクを着ける動機」いう記事がありました。
同志社大学の社会心理学の研究チームが、感染者が増加が続いていた3月下旬に
インターネットにて、年齢や居住地の構成が日本の縮図となる1000人を選び、マスク着用の理由と頻度を尋ねた結果をまとめました。
その結果は、なんと「人がつけているから」が44%とダントツ!
「自分の感染防止」や「他人の感染防止」はもはや1%未満と0(ゼロ)近くでほぼ関係ないとされました。
日本人は「みんながやっている」という「みんなが~!」という同調心理が強い傾向があるようです。
しかし、この結果が一番危険なんですよね・・・。
政府が示す感染対策(人が集まるような状況を避けるなど)は守りつつも、
自分で考えて、行動することが大事なんですよね。
どうしても行く状況ならば、マスクはもちろん、消毒や手洗いなどできることはやっていく。
さらに、免疫力を上げるため食べ物に気をつける。
とともに、免疫力は心の状態に関連しているのがわかっています。
マスクは菌を避けたりする対策としてやっているというのが大事で、
まわりがやってるし、よくわからないけど~というのはある意味危険でもあります。
みんなと同じことをやっていて危ないということもあるので、この機によく考えることをしてみてはどうでしょう。
みんなと同じことをする日本人で思い出す、有名なエピソードがありますね。
エスニックジョーク(国民性をあらわすような話によって笑いを誘うジョーク)。
沈没船ジョーク。
沈没しかけた船に乗り合わせる様々な国の人に、海に飛び込むように船長が説得させるときにどのような声かけをするかというお話で
- アメリカ人には、「飛び込めばあなたはヒーローになれます。」
- イギリス人には、「飛び込めばあなたはジェントルマン(紳士)になれます。」
- ドイツ人には「飛び込むのはルールです。」
- イタリア人には「飛び込めばあなたは女性に愛されます」
- 日本人には「みなさん飛び込んでます。」
日本人は「みんなと同じ~=安心できる」という民族性。
日本人に行動を促すためには、「みんな~」という同調心理をくすぐるのが有効だそう。
正しい行動にこの心理を働かせるならばよいのですが、そうでない場合を考えるとちょっと怖いですね。
まず、自分で考え疑ってかかるということも、ときには必要です。
あなたがマスクを着ける理由は何ですか?